三重テレビ『ゲンキみえ生き活きリポート』2013年5月25日放送

自然に囲まれた集落で、暮らしているのはただ一軒!
民家を改装した山里民泊で、自然体験とアマゴ料理を通し、赤倉の素晴らしさを体感してもらいます!

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ここは、熊野市の名所『大丹倉』。
高さ300m、幅500mにも及ぶ絶壁は、三重県指定文化財です。

巨大な岩がご神体の丹倉(あかくら)神社も、パワースポットとして、最近注目を浴びつつあります。


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そんな自然と神秘に包まれた赤倉。
しかし、そこで人が暮らすのは、たった1軒。
それが今回ご紹介する、『山里民泊・あかくら』です。

『山里民泊・あかくら』はオーナーである中平孝之さん(中央)の生家で、中学3年生までここで生活していたそう。


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中平さんは現在、熊野の市街地にで暮らし、生まれ育った『赤倉』で、清流を利用したアマゴの養殖場を営んでいます。


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そして誰も住まなくなった生家を改装し、2010年に『山里民泊・あかくら』をオープン。
携帯電話が通じない、1日1組限定の宿は熊野古道の宿として、東京・大阪などの都市部の人たちの間で話題に。
お風呂は薪で炊き、料理には、もちろん、中平さんが育てたアマゴが登場します。


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中平さんの代わりに赤倉に暮らしているのは、なんと昨年、東京からIターンで移住してきた宮内裕行さん夫妻。
なぜ赤倉に移住を決めたのか、宮内さんにお聞きしました。

「特に縁があったというわけではありません。思い切って好きな所で暮らそうと考え、求人というキーワードで検索をかけたところ、熊野が出てきたんです。寺社仏閣が多い、良いところとは聞いたことがあったので」

それにしても、思い切りましたね!


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『山里民泊・あかくら』では、さまざまな体験メニューを用意しています。
その中のひとつが、この『アマゴの餌やり体験』。
魚の粉を固めたものを養殖場にまくと、たくさんのアマゴが寄ってきてまるで渦のようです!


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続いてはアマゴの一夜干し体験。
アマゴを開き、内臓を取って塩水に漬けること30分。
あとは1日、天日で干すと完成です。

こうして自分で作ったアマゴの一夜干しは、翌日お土産として持って帰ることができます。
また、アマゴの一夜干しは、朝食の定番メニューとなっています。

作って、楽しんで、そして、味わってみてください。


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さらにここでは『茶摘み体験』も!
なんと『山里民泊・あかくら』の周辺一帯がお茶畑。
赤倉のお茶は、こうして自生で生えているんです。
まさに、自然のそのままのお茶!
寒暖の差が大きいため、香りも味わいも、ひときわだとか。


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こちらは前日に収穫して、炒って揉んで、そして干したお茶の葉。
量はだいたい1/4ほどになるとのこと。
香りと渋みを両方味わうことのできる赤倉茶は、熊野でも美味しいと有名で、分けてほしいという人も多いそうです。


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そして、赤倉茶の茶葉をさらに、発酵させて作ったのが、和紅茶。
ただいま人気上昇中!
朝食時にいただけますよ。


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おまちかねの夕食メニュー。
アマゴの塩焼き、アマゴのお刺身、猪や鹿の鍋など・・・内容は時期によって変わります。


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こちらはイノシシ鍋!
イノシシはなんと、中平さんが山で仕留めてきたとのこと。


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アマゴだけでなく、今、流行りのジビエや、赤倉の野生の味も。
鹿肉のハンバーグをはじめ、夏期には鹿肉のバーベキューなど、洋風スタイルでもいただけます!


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そんな赤倉ならではの料理と味を受け継ごうと、東京から来た宮内さんは、ただいま修行中。
アマゴの養殖に、料理にと、奮闘しています。

「今は仕事をしているのが一番楽しいです!すべてが新鮮で、童心に帰った気持ちで生活しています。
ブログやインターネットで『山里民泊・あかくら』と赤倉での暮らし、地域の情報発信をしているので、ぜひ色々な世代の方に来て、知ってもらい、ここで生活するようになってほしいです!」


熊野らしさが残る、『山里民泊・あかくら』へ、あなたも訪れてみませんか?